原作は、ナオミ・クラインの世界的ベストセラー『ショック・ドクトリン―惨事便乗型資本主義の正体を暴く』。 監督は、イギリスの俊英マイケル・ウィンターボトムとマット・ホワイトクロス。『グアンタナモ、僕達が見た真実』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した二人が再びコラボレーションしたこの作品は、2009年ベルリン国際映画祭パノラマ部門、サンセバスチャン国際映画祭、2010年サンダンス国際映画祭など、多くの映画祭で上映された。
ミルトン・フリードマンらによって提唱された新自由主義(ネオリベラリズム)。政府による市場への介入を否定し、福祉国家の解体を唱えるそのラディカルな経済思想が、いかにして世界を席巻するようになったのか。軍事独裁政権下のチリから9・11以降のイラクまで、戦争やインフレ、自然災害などの危機を利用し、市場原理主義を推進してきたその歴史を振り返る。
1. もうひとりのショック博士
2. 最初の実験場:チリ
3. 戦争のショック
4. 経済のショック
5. 広がる軍事クーデター
6. シカゴ学派と英米語圏
7. 鉄のカーテンの向こう側
8. 新しい敵
9. 9/11のショック
10. テロとの戦い ~パート1~
11. テロとの戦い ~パート2~
12. 集団的拷問としての戦争
13. 経済のショック
14. 弾圧のショック
15. 戦争の利益
16. グリーンゾーンとレッドゾーン
17. 時代の終焉
原 作 ・・・・ ナオミ・クライン
監 督 ・・・・ マイケル・ウィンターボトム
マット・ホワイトクロス
編 集 ・・・・ ポール・モナハン
ナレーション・・・ キーラン・オブライアン
プロデューサー ・・・ アンドリュー・イートン、アレックス・クック、アヴィ・ルイス
エギュゼキュティブ・プロデューサー・・・アラン・ヘイリング、ハーミッシュ・ミクラ
制 作 ・・・・ レボリューション・フィルムズ / レネゲード・ピクチャーズ
© 2009 Shock Films LTD / 16:9 / 82分 / イギリス